水俣市袋地区は、熊本と鹿児島の県境にあります。
人がいつ頃から住み始めたのか解りませんが、
不知火海の内海、水俣湾の更に内海袋湾を取り囲むようにできた集落です。
冷水をはじめ陸上、海岸、海中のいたるところから湧水がわき出ています。
袋湾には、袋川、冷水川、茶木場川と三本の川がそそぎこんでいます。
山からすぐ海と言う地形に、人々は少しだけ干拓を行い、水田を作り暮らしてきました。
宅地化が進み多くの人が住むようになりましたが、
高齢化と若者流出の傾向は袋地区も他所の地域と変わりません。
温暖な水俣・芦北地方を中心に栽培されている玉ねぎです。特に、袋の土は良いと言われ、土が合っているため「美味しい!」と人気があります。 苦味・辛みが少なく、水分が多くとても甘いです。 生で食べられるのが特徴。 玉ねぎ嫌いのお子さんも、「このサラダ玉ねぎは食べられる!」という声も。 「サラ玉ちゃん」ブランドです。 |
ほどよい酸味があり、長い間根強い人気を持つ甘夏。 袋の赤土、袋湾からの潮風。この風土に適しているため、とても美味しい甘夏ができるのです。 クエン酸を含み健康にも良く、加工にも向いています。 |
清見とポンカンの交配種であるデコポン。おへそのように飛び出している形がトレードマークです。 甘夏とは対照的に甘みが強く、糖度14度以上のものが、デコポンとして認められます。皮も薄く、食べやすいと人気があります。 甘さ重視の方にオススメです! |
このサトウキビから、甘いジュースを煮詰め、黒砂糖に加工します。 濃厚な甘みとほんの少しの酸味が自慢の、 天然100%手作り黒砂糖です。 加工工場も、同じ袋地域内にあります。 現在、サトウキビ栽培を行っている地域として 水俣市では袋地区のみ。 日本列島では、サトウキビ生産地の最北端と言われています。 |
袋では、舌の上だけでなく、
目や耳や鼻、身体のあらゆるところを使って
食べ物を楽しむことができるのです。